9月24日 穭稲(ひつじいね)
 9月26日 稲株のすき込み

2021年9月2日
[穭田]

穭田(ひつじだ、ひつぢだ)晩秋
刈り取った後の稲の切り株一面に、青々とした稲がふたたび生え出た田をいう。

 ひつぢ田に紅葉ちりかかる夕日哉 (蕪村「蕪村句集」)
 ひつぢ田の案山子もあちらこちらむき (蕪村「夜半叟句集」)
 ひつぢ田や青みにうつる薄氷 (一茶「寛政句帖」)









[駄句]
夕暮れに 穭田静か 立ち止まる
夕暮れに 穭田静か 足止める
(どっちがいいかな?)


稲刈りの終えた田が、すでに掘り返されていた。大切な作業なのだろうが、作業の呼び名、その意味・意義を知らない。
知りたいことがいっぱいある。





9月24日 穭稲(ひつじいね)



まるで春のような景色であるが、「穭田(ひつじた)」である。きれいだ。




田に大きい亀がいた。いつも用水路で見るものと違う。用水路で見る亀はきわめて警戒心がつよく、すぐ水にもぐってしまうが、これは首を伸ばし悠然としている。まあ潜る水深もないのだが、それにしても逃げない。
形状・大きさから「イシガメ」のように思う。
それならば貴重なものを見たのだ。
先月8月4日に見たカメ君も、同じで、ともにイシガメなのだろうか。




穭稲(ひつじいね)」という言葉を知った。穂が出ている。これからどのような作業が為されるのか、見逃せない。



9月26日 稲株のすき込み



稲株がすき込まれていた。目的は次に記されたことのようだ。

【稲株の早期すき込み】 (JAほくさい )
稲株を分解する土壌微生物は、地温が 15℃以上で活動が活発になるとされており、早期にすき込むことによって稲株の土壌分解が促進されます。すき込みは、収穫後できるだけ早く行い、遅くとも年内に実施してください。秋にすき込むことによって、春先のすき込みによるワキ(硫化水素、メタンガス)の発生が抑えられ、根腐れ等、稲の生育障害を軽減することができます。





穭稲(ひつじいね)



穭稲の穂





わずかに中身ができているようである。
 ページの最初に戻る
    
目次へ